モニター
PHILIPS 326M6VJRMB (31.5インチ/MVA/4K/DisplayHDR600) を買いました

PHILIPS 326M6VJRMB (31.5インチ/MVA/4K/DisplayHDR600) を買いました

2019年9月に発売されたPHILIPS(フィリップス) の31.5インチ の4Kモニターです。

海外のレビューサイトでは大画面モニター特有の問題であったバックライトの光漏れ(調光不良)がかなり改善されているとの記事があったので今回購入しました。

外箱

箱はかなりでかいです。5年保証がついているのでどこに保管しておくか迷うぐらい大きいです。ですが、少々の輸送事故では中身は壊れそうにないのでそこは安心できるところですね。

開封

開封するとキャリブレーションデータシートとパッケージ開封手順が目に入ります。

キャリブレーションデータシート

フロント面を下にして引っ張り出します。最近の大型液晶は大体こんな感じでフロント面を下にして引っ張り出すか、上下逆さにして引っこ抜く、が多い印象ですね。

台座と付属品。台座はスタイリッシュな感じですね。金属製でずっとりと重みがあり、しっかりしている感じです。

付属品は HDMIケーブル 1.8M、Displayportケーブル 1.8M、USBケーブル 1.8M、オーディオケーブル 1.8Mも電源ケーブル 1.8M、ACアダプター、と 接続するために必要なケーブル類が一通り揃っていて、とりあえずは自分で用意する必要はない感じです。ここら辺はサービスがいいですね。

ACアダプターはPSE認証されている物です。ちなみにかなり大きいです。

電源ケーブルもPSE認証品。125V 7A。長さも十分でACアダプターのコードの長さも含めると設置場所がコンセントから2Mぐらい離れていても問題ないですね。

台座と付属品をすべて取り出したら発泡スチロールを持ち上げます。するとフロント面が下になったモニターが出てきます。

まずは台座を包んである保護材を取り外します。次に発泡スチロールからモニターを取り出し、フロント面を下にしたまま平らな机か、空箱か、発泡スチロールの上にずらして置きます。置く場所に物がないかよく確認して取り出しましょう。置く場所に物があったりすると画面を傷つける恐れがあります。モニターを置いたら不織布を丁寧にずらして、モニター裏の台座取り付け部分に台座の爪をはめ込んで、カチッとしっかりはまったのを確認して、そのまま台座を持って持ち上げます。

パネルはアンチグレア仕様。ベゼルの厚みは普通ぐらいです。やや光沢がありますが、はっきり映り込むほどではないですね。まあでもテカテカと光ります。モニター裏の右側にある十字キーで詳細設定をするタイプ。PS4で使っているPhilips 31.5型ワイド液晶ディスプレイ 323E7QDAB/11 でもこのタイプでしたが、直感的に操作できるのでこれはとてもいいです。

今回はパソコンのHDMIポートはすべて使用中なので、ディスプレイポートケーブルで接続することにします。そのためHDRは無効になっています。

ambiglow

なんだかよくわからない機能ですが、要するにモニター本体裏にLEDライトが搭載してあって、映像に合わせてLEDライトの色を変えてくれるようです。


こんな感じですね。

設定でオンオフが可能ですのでいらないと思ったらオフにすればいいと思います。

自分で色の設定をすることもできて好きな色に変えることもできます。

とてもスタイリッシュで格好良くて、雰囲気を盛り上げる効果があるというのもわかる気がします。LEDテープを買う手間が省けるので最初からこんな機能があるのは好感が持てますね。

設定

ブルーライトカット

入力選択

画像に関する詳細設定

アスペクト比などの設定

スピーカーの設定。

5W×2個のステレオスピーカーが本体裏側にあります。音質はDTSを搭載しているので従来のモニターのスピーカーよりはかなりがんばっている感じですが、本体裏側にスピーカーがついているのでやはり音がこもっています。

色の詳細設定

DCI-P3(CIE1976)カバー率 98.61%

BT.709(CIE1976)カバー率 100%

NTSC 114%

sRGB 135%

圧倒的な 広色域を誇りますが今は自分で設定したユーザー定義で使用しています。

言語

OSD設定

その他設定

表示領域

4K( 3840×2160  )なだけあって表示領域はとてもすごいです。エクセルではデフォルト設定の列幅で横列はAZまで、縦は99列まで表示できます。Googleフォトも表示される写真の数が多いです。絵を描く人や、CADなどで広大な作業領域が必要な方は間違いなく作業効率が上がるかと思います。

画面端から見た時の色の歪み

大型のVA使用パネルの欠点の一つとしてよく挙げられるのが画面端から見た時の色の変調や色ムラがあります。そこで端から見てみましたがそれほど色ムラを感じることはなかったですね。

光漏れ(調光不良)

次にバックライトの光漏れ(調光不良)を見てみます。部屋を暗くした状態で白い画面と黒く塗りつぶした画像を表示させて比較してみました。やはり従来の31.5インチ以上の大型4Kモニターでよくある四隅のバックライト光漏れが確認できます。

(真ん中上の光点はモニターの輝点ではなくマウスのポインターです。)

海外のレビューサイトでは光漏れがかなり改善されているとの記述がありましたが完全には改善されてないようで、この問題を完全に無くすには有機ELディスプレイ かミニLED搭載ディスプレイの発売を待つしかなつそうです。(ここは個人差があるところですが、普通に画像を表示させたりゲームしたりするには全く問題なく、画面下が黒帯になる16:9表示の映画などを見てもそれほど気になることはなかったことを補足しておきます)

自分で撮影した画像を表示させてみましたが、かなり鮮やかに表示されてました。ゲームも綺麗に表示されます。

今回、パソコン側のHDMIポートがすべて使用中だったこともあって、HDR機能は試せていませんが、ディスプレイポート接続でもかなり鮮やかできれいに表示されることが確認できました。

最後に

搭載している機能や入力ポートの多さ、付属品の豊富さなど値段に対するコストパフォーマンスはとてもよく、ゲーム用途でないなら買って後悔することはないかと思います。

逆にゲーム用途で買う方はご自分のパソコンのスペックと相談したうえでご購入を決めたほうが良いです。少なくとも多少のゲーミングパソコンでは、モンスターハンターや黒い砂漠、FF14などのビッグタイトルの最高設定で快適に遊ぶのは難しいです。